テレビを壁掛けする場合には、壁の種類を調査することが必要です。壁の種類によって工事の方法が少しずつ変わってきます。ここでは、壁の構造を調べる方法についてご紹介しましょう。
壁の素材を確認してみる
壁をまず確認してみましょう。見た目を確認するのみで判断することができるのは、木壁、コンクリート壁、砂壁・土壁でしょう。こういった種類であれば壁紙が貼っていないので見た目の材質が壁の材質となるからです。
壁に壁紙が貼っている場合は、壁の素材が見た目で確認したのみでは判断できません。この場合は、壁を叩いて音を聞いてみましょう。コンコンといった固いような音、詰まったものを叩いている音の場合は、壁紙を直接コンクリートに貼っている可能性が大きくなります。
ボンボンといった音が壁の裏側に響くような場合は、壁紙を石膏ボードに貼っている可能性が大きくなります。間柱以外の場所は石膏ボードの裏側が空間になっているためこのような音がします。つまり偶然間柱の部分をたたいてしまった場合は分かりにくいので色々な場所を叩いてみることが大事です。
音で分からない場合はピンなどを目につきにくいところに刺してみましょう。ピンが壁に刺さらないような場合は、コンクリート壁の可能性が非常に高くなります。もし心配な場合は、一部の壁紙を剥がしてみましょう。ピンが壁に刺さった場合、ピンの先を確認してみましょう。白い粉がピンの先についていると、壁は石膏ボードです。石膏ボードは非常にもろいのでピンの周りにボードの粉が付くのです。白い粉がピンの先についていなければ、薄いべニア板のような木壁でしょう。この場合についても、一部の壁紙を剥がしてみましょう。
壁の種類を調査する場合は壁を叩いて音を聞いてみる
テレビを壁掛けする場合には、事前に壁の種類を調査しましょう。壁に壁紙が貼っている場合は、壁を叩いて音を聞いてみましょう。叩いてわからなければピンを刺してみましょう。それでもわからない場合は設計した工務店へご連絡を。